孤独のグルメ
B級グルメの名作です。
平成
6〜8年に連載され、現在は(平成 12年刊行の)
文庫サイズのみの発売ですが、既に
10万部を突破したようです。
(その後、10年ぶりの新作を収録した「新装版」が発行されました)
主人公・
井之頭五郎は個人で(無店舗だが)輸入雑貨商を営む実業家です。
「守るものが増えそうで人生が重たくなる」という理由で
(その為、店舗も持たない)独身主義のようです。
煙草は吸うが、酒は飲まないようです。
彼が
ふらりと入った(ココ重要)店等で空腹を満たす様子を
淡々と(ココも重要)描かれています。
全て実在の店がモデルになっているようで、実際に行かれてる方もいらっしゃるようです。
こちらの記事でも取り上げられていました。
隠れた名作『孤独のグルメ』の原作者と定食屋に行ってきた!
第 1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
南千住に倉庫の物件を見に来たが、無駄足に終わった五郎。
しかも路に迷い(「またも」という事は良く迷うらしい)、雨に降られてアーケードに逃げ込む。
だが、探しあぐねているうちにアーケードも終わってしまった。
仕方が無いので、適当な定食屋に飛び込む。
「持ち帰り!そういうのもあるのか」ってドコで食うんだよw
つ〜か、壁貼りのメニューに書いてあるがな。
しかし、この壁にセロテープで貼ってあるメニューというのも「定食屋」らしくて(・∀・)イイ!!ですな。
「うーん…ぶた肉と とん汁で ぶたがダブってしまった」注文した時点で気づけよwまぁ、それぞれのぶた肉の量を読み違えていたみたいだけど。
第 2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
「ショールーム的な店を開くのもいいかな」と気まぐれで吉祥寺の不動産屋巡りをした五郎。
思ったより値下がりしていたので深入りし、16時半になってしまった。
とはいえ、ハンバーガーや牛丼は乗り気でない。
偶然、目に留まった回転寿司に入る。
「いつも行く寿司屋とは大違いだが…」という事は、いつもは回らない寿司屋に行っているのか…さすがは実業家。
「こりゃあ いかにもって 色しているな」まぁ、回転寿司ならこんなモンだろうなって事かな。
ココで、周りの客がオバサンばかりで
しかも大トロやエンガワ、真鯛等高価なモノを注文している事に気が付く。
そこで初めてタイムサービスに気づき、
「これはぼやぼやしてはいられない」に
ワロタ。
で、タイムサービスだが、表示は大トロだけなんすケド…他にも回ってたのか?
んで、タイムサービス終了と同時に注文の声もピタッと止むとw
この辺の状況描写も(・∀・)イイ!!です。
「ラストの 2枚……あれが効いたな」じゃあ食うなよww
第 3話 東京都台東区浅草の豆かん
「井之頭さんて一滴も飲めないんでしたよね」とココでさりげなく主人公の名前と酒を飲めないという事実が明かされる。
で、例によって商談が長引き
「俺はまたも空腹を抱えて歩いている」となるワケだ。
で、迷う事無く到着。
店に入るとカウンターと座敷席。となると自然とカウンターになりますな。
一人だし初めてだし。
煮込み雑炊を注文すると
「あ…ごめんなさい」
「それ来月からなんですよ」それじゃってんで煮込み雑煮を注文すると
「冬場だけのメニューでしてどうも」なら書いとけよw仕方が無いので本来の目的である豆かんを注文。
豆かんというのは食べた事が無いんですが、
みつ豆の豆多いバージョン?
寒天に豆を沢山乗っけて、黒蜜をかけてあるようだケド。
豆は甘く煮てあるのだろうか?塩で煮た豆を使う店もあるようだが。
んで、気になったので買って来ました。
大きさは結構小さめ。(目安としてタバコを置いてみました。)
…と思ったら意外と食べでがあった。
で、気になる味は(・∀・)イイ!!です。
豆自体には味付けをしてないっぽい。(豆だけ食べてみた方が良かったか?)
今まで、みつ豆しか食べた事がなかったんですが、コレはコレで。
(みつ豆は寒天が主体ですが、豆かんは豆が主体という感覚です。)
寒天も独自のモノらしいですが
みつ豆すら数回しか食べた事が無いので、違いがワカらなかった。( ̄▽ ̄;)
みつは黒蜜でさっぱりしてました。コレも特製らしいです。
第 4話 東京都北区赤羽の鰻丼
第 5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第 6話 東京発新幹線ひかり
55号のシュウマイ
第 7話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第 8話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
第 9話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼
第
10話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食
第
11話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
チェリオ キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
今ドキはやはり、ペットボトルなのね。
こっちは昔懐かしい瓶。
第
12話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第
13話 東京都渋谷区神宮球場のウィンナー・カレー
第
14話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第
15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第
16話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第
17話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
秋葉原に双眼鏡を買いに来た五郎。
「ホントに電気屋ばかりだ」というセリフに時の流れを感じる。(今じゃぁ、ねぇ…w)
「この街には”食欲”というものが欠乏している気がする」これも平成 20年
4月にはチョムチョム秋葉原がオープンするんで同上。
で、
カツサンドですよ。
コレは食った事あります。
本当に、ただ単にパンでカツをはさんだだけ。キャベツ等は一切入ってません。
だがそこが良い。
第
18話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛りやきそばと餃子
文庫版はこちら。
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