むこうぶち(天獅子悦也/協力・安藤満、ケネス徳田)1〜5巻
第 1巻
第 2巻
第 3巻
第 4巻
第 5巻
むこうぶち・登場人物
闘牌は
安藤満プロの協力だったが、2004年に癌で亡くなられた為、現在は
ケネス徳田プロ。
亜空間で有名な
安藤満プロが協力している為か、
「ツキ」「流れ」といった表現が頻繁に出て来る。
主人公は
1980年代、
高レート麻雀(東風戦)に巣喰う暴虎、人鬼と書いて傀(カイ)。
(初期は結構喋っているが)基本的に無口である。必要最小限の事しか喋らない。
「傀…と呼ばれています」
「御無礼ロンです」
「ビンタを
30万に上げませんか?」こんくらい。
そして神出鬼没である。
主戦場は
赤坂の高レート雀荘だが、漁村だろうが
高速のサービスエリアだろうが、ドコにでも登場する。
そして異様に強い。最近はその強さと相まって、妖怪になって来た。
あ、鬼はもともと日本の妖怪か。
あとは
服装とか(最近は黒ばかり)、待ち時間に読んでいる雑誌等にも注目。
第 1巻
第 1話:王座失格いきなり
祐太(水原祐太)の回想から始まる。初めは
祐太が主人公かと思ったぞw
安永五段に連れて来られた
赤坂の雀荘「東空紅」で
傀に遭遇する。
この時は何故か東南戦だが…
初登場時はクマはあるし、頬もこけていて病的な感じだが
当たり牌を平然と見逃し、
「御無礼ツモりました」と四暗刻をツモ上がる。
第 2話:東風戦アリス第六期 牌王位戦で優勝した
祐太だが、満足できる内容では無かった。
しかもその後の騒動が問題になり、王位剥奪・公式戦出場停止処分になる。
前夜の
傀の強さが頭から離れず、
安永の泊まる
ホテル(ニュージパングw)を訪れて
東空紅へ向かう。…すると
上島チャン登場。
まだキャラが固まってないせいか、殆どが乱暴な口調。(つ〜か、男の口調)
「それだ!リー棒はいらないぜ」…今見ると違和感がw
上島チャンどころか
ザコキャラの
オサーンにまでかっぱがれ、あっちゅう間にパンク。
んで帰る所に
傀登場。
傀と打てなかった悔しさを前夜忘れた牌王位戦トロフィーにぶつけるが、
コレ、王位剥奪処分だから返さないといけないんじゃね?
第 3話:見・ケンパンクして帰る
祐太に
東空紅のマスターが一言。
「東風戦はオリて負け、押して負け…難しいね」遂にパンクして見(ケン)に回る
祐太の前に
傀が現れる。
打ち方に注目していると以前の様に当たり牌を見逃してツモり
「御無礼しました」「ここで勢いを殺せませんので」とのたまう。
この一言に衝撃を受ける
祐太。
面前でアガれる流れを作る為に鳴く
(亜空間?)事が
強者の打ち方だと感じ取り、
東空紅でそれを実践して大勝する。
第
4話:死に金朝までに一千万作らなければならない
小暮。
起死回生を狙ってマンション麻雀に出向くがそこには
傀の姿が。
300万回した
土建屋社長にトップを取らせる為に、
3着確定の喰い三色をアガり
小暮をラスにして早くも殺しにかかる。
(むこうぶちで良く登場する実況者役の)マスターが心の中で呟く。
「懐の太い者はゆっくりと…細い者は素早く」
「どちらもいずれは殺される…それが高レートの掟!」「今夜の
小暮さんは…後者」
窓から外を確認すると
「やはり お供を連れてらっしゃってましたか」
案の定、5時間半程度で持ち金の
500万が溶けて借金を申し出る
小暮に
傀は平然と言い放つ。
「お断りです」「死に金は回せませんね」
「死んだ金は卓の上に帰ってこない」パンクした
小暮は「
お連れの方」と共に退場。
つ〜か、
マスター…
「お静かに 騒がれるならどうぞ外で」結構非情w
土建屋社長が(回した
300万を手持ちがあるうちに)返そうとしたが、
「終わってからでいいです」と受け取ろうとはせず、後日改めて返しに来ている。
…という事は回す時に
土建屋社長が言っていた
「ワシにまだ負けろというんかね?」が現実になっているワケだ。
「今日はもっと勝てそうだしなァ ハハハ」と笑う
土建屋社長を見る目は獲物を見る獣のようだし。
そして
傀が読んでいた新聞に
小暮の死亡記事が…
第 5話:賭場荒らしキャバレー「マカオ」の店長が出席した麻雀大会。(組主催・商店会以外は代打ち)
で、ココにも何故か
傀の姿が。
どうやってもぐり込んだんだよw勝てないのはワカりきっているので早々にヤメ、
寿司でもつまみながら自分のいた卓を見ると
傀の他は代打ち
3人。
「逃げ場はないな…」
とか思ってるといきなり
ペンチャン落し読みを逆手にとって親マン。
次局、
兄ィ(もう一人の実況者)も注目する中、役牌を鳴かずに高め
9筒をツモってテンパイ。
「こ…こいつ!鳴かずにツキを溜めてやがったのか?」
「御無礼 18000点です トビましたね?」ここから代打ちの廻銭コールが乱れ飛ぶ。
…そして遂に廻銭が底を尽く。
現金が用意できないなら大会はここでお開きですね」コインロッカー
3個に現金を預け、悠々と帰途につく
傀。
(赤坂見附っぽい)第
6話:親流し持ち回りのテラ取りで開かれる麻雀大会。
で、ココにも
傀の姿がっ!
どうやって以下略オーラスのアガリヤメでモメて、
全ての親で「アガったら流す事が可能」という例外ルールを採用する事に。
いきなり
500オールをアガって親を流す
傀。
どうでもイイがこのコマ、目を閉じてるのか?良くワカらん。
ここで前回が
「城南の賭場」という事が判明する。
4000オール・6100オールをアガって歌う
ジジイ カワユス。
9回戦オーラス、
ジジイに差し込んで 2着をキープする
傀。
そして 10回戦。起家で
500オールをツモるも、やはり親は流す
傀。
10回戦オーラス、同様に 300・500をツモって
今回はトップで終了。
鈴廣組員が
代貸しに順位表を見せてもらうと、
実は(初回からオール
2着の)
傀の一人勝ち状態だった。
迎えた
11回戦、手が入らない 3人をよそに
3連続でアガっても当然の如く親を流す
傀を見て
ジジイが気付く。
「親はツモられたら子の倍払いだからか!」
「小差でも優位に立って親を流せば振り込まない限りまず
2着ははずさねェ!」
「しかも逆転狙いの無理な手作りでツキを無駄使いせずに済む…」
「御無礼 ツモ 4000 8000終了です」この大きいアガリを見て
3人は感じる。
末広(鈴廣組)「だ…ダメだ」
元井(ジジイ・新勝興業)「わしらが叩き合っとる間に
傀はジッとツキを溜めとったんだ」
若武(三游会)「…もう勝ち目なんぞねえ」
3人「あとは きっとトップを取り続ける!!」その後、予想通り
20回戦までトップを取り続け、
札束を無造作に紙袋に放り込んで帰路につく
傀を
ジジイが追いかける。
是非とも自分の組の代打ちに、という申し出に
傀は答えた。
「お断りです」
「誰も必要ない…自分は「むこうぶち」ですから」第 7話:列・レツ今回、初めて
配原ビンタが登場。
要は差し馬だが、配原(配給原点=クビ)以下の者は配原以上の者に倍額支払うというシステム。
つまり着順だけで無く、クビの(
25,000点以上)有無により収支に影響が出て来るというワケ。
第 6話で
傀に負けた
若武(三游会)がどこで嗅ぎつけたか
傀と
安永のいるマンション麻雀へ現れる。
第
8話:氷の男・ 1EPISODE:鬼
第 2巻
第 9〜 10話:氷の男・ 2〜 3第 11〜 13話:雀荘殺し・ 1〜 3第 14〜 15話:縛られる男・ 1〜 2第 16話:深海
第 17話:流れ第 18話:歪み第 19話:巫藍子第 20〜 21話:まがいもの・ 1〜 2第 22話:老兵第 23〜 24話:荒野・ 1〜 2
第 25〜 27話:荒野・ 3〜 5第 28〜 29話:付け馬・ 1〜 2第 30〜 31話:無尽・ 1〜 2第 32話:女衒打ち・ 1
第 33〜 34話:女衒打ち・ 2〜 3第 35〜 39話:蛭・ 1〜 5第 40話:花道・ 1